2013年10月4日金曜日

インテルアーキテクチャのArduino登場!!

HACK A DAYのこの記事で知ったのですが、インテルがローマのMaker FaireでArduinoとハードウェア(シールド)およびソフトウェアコンパチブルの開発ボードを発表したようです。その名も「ガリレオ(Galileo)」。
(画像は Arduino.cc からの借用です)
本家arduino.ccの記事によると、ボードとしてのハードウェアスペックはこんな感じみたいです。
  • Atomプロセッサよりもさらに小さな(=低コスト、低消費電力)Quarkという400MHzの32bit Pentium相当のCPUコアを搭載。
    Quarkについては9月に行われたIDF(Intel Developper Forum)で発表された組み込み向けのプロセッサの模様(参考記事
  • オンチップの16KBのL1キャッシュ、512KBのSoC内蔵SRAM(いわゆるスクラッチパッドでしょう)
  • Fast Ethernet(10/100M)
  • PCI-Express ミニカードスロット
  • USB2.0 ホストコネクタ
  • USB2.0デバイスコネクタ(Arduinoとしてのプログラミング用)
  • JTAG
  • リセットボタン
  • 8MBのSPIフラッシュメモリ
  • 32GBまでのMicroSDHCコネクタ
  • 11KBのEEPROM
Arduinoとしては、
  • シールドがそのまま使える(細かくはI2Cのスレーブが使えないとかあるみたいですが)
  • アナログ、デジタル(PWM含む)の端子はそのまま使える模様
  • digital 1ピン、2ピンのシリアル(UART)も使える
  • Arduinoの開発環境からボードとして「Intel Galileo」を選択すると、Arduino IDEの開発環境でそのまま使える
  • スケッチがボード上の不揮発メモリに残っていれば電源ONで動作する(Arduinoも同じですね)
  • 電源は5V入力で、ACアダプタの定格としては3Aを推奨。
    一見大食いですが、3.3V、5Vの各ピンの電流として800mAという記載があるので、その分を含んでいるのでしょう。
というところで、Arduinoっぽいものを目指しているのではなく、Arduinoとの高い互換性を狙っているように見えます。
インテルはこのボード(Galileo)を大学向けに5000枚ほどバラ撒くようです。(参考記事

・・・・で、感想です。

今ある情報だけではソフトウェアの構成がいまいちわかりませんが、単なるArduinoの領域に400MHzのPentiumはオーバースペック過ぎるように思えます。当然インテルもわかっているでしょうが。ただ、ロボット関連などでは結構な演算性能が求められるはずなので、必要な分野もあるだろう、ということでテストマーケティングに投入する(寄付する)のでしょう。
そして興味深い(期待したい)のは、今後、どの分野に展開していくかです。
今時、ネットワークおよびネットワークに関連する機能(http,smtp,ftp,cifs,...)は様々な機器(お遊び含む)で求められるので、それをお気楽お手軽に実現するための基盤としてLinuxをみんな使う(使いたい)わけです。だから安価で環境の整っているRaspberryPiやBeagleBoneに興味を示す人が多いわけです。
となると、Galileoボードは安価に市販されるのか、Linuxは動作するのか、というところが注目したいところです。Pentium 400MHzクラスであれば、GUIは別にしてLinuxでもBSDでも問題なく載るはずです。そこに膨大なArduinoシールドの資産を使うと、いろんなものが作れる(作る人がいる)のではないか、と思うのは自分だけではないはずです。
BeagleBoneBlackが49ドル、RaspberryPiが35ドルで販売されていることを考えると、60ドル以下、できれば50ドルを割る価格で販売してくれないかな~、と思うんですが、どうでしょう、インテルさん。70ドル以上ではAndroidとRaspberryPiで爆進するARM版Linux・・・このままではいずれ(すでに?)組込み分野で席巻することになるでしょう・・・の勢いは止められないと思いますので。
いずれにせよ、今後に注目です。

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